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那覇から久米島へフェリーで渡る~日本離島紀行~(2019年9月情報)

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9月上旬に那覇港(泊ふ頭旅客ターミナル)から久米島(兼城港)へフェリーを利用して渡航したので情報として記したいと思う。(2019年9月情報)

※写真は全てiPhone7で撮影を行い、画像の修正は行っておりません。

沖縄本島久米島とのフェリー

沖縄本島久米島を結ぶフェリーは久米商船1社のみ。その他の渡島は基本的にJAL系列の運航の飛行機のみとなる。フェリーの詳しい運行スケジュールや料金については以下の公式URLから確認をお願いしたいが、基本的には那覇港発は9:00か14:00出港の所要時間約3時間で到着する。船内は全席自由席の片道約3,000円。片道or往復での購入となるが、乗船の便が指定されるので復路を変更する場合には確認が必要になる。

www.kumeline.com

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那覇空港から泊ふ頭旅客ターミナルへ

 那覇空港から基本的にバス、モノレール、タクシーで港への移動となるが、バスとモノレールは港までバス停、駅から10分ほど歩く必要があるのでタクシーが無難。料金は1,400円ほどで約15分。沖縄には主な港が二つあり一つは空港寄りの那覇港(主に鹿児島離島、クルーズ客船)そして久米島をはじめ沖縄県の離島は泊ふ頭から。要注意! 基本的に沖縄のタクシーは行き先を施設名ではなく住所の番地まで伝える傾向が強いので間違える心配はあまりないと思う。

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 沖縄本島にある泊ふ頭旅客ターミナル

泊ふ頭旅客ターミナル当日のチケット購入

泊ふ頭沖縄本島近郊にある離島(慶良間諸島粟国村など)への発着港だが、チケット売り場と船乗り場は少し離れており、先にターミナル内のチケット売り場で乗船券を購入する必要がある。

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離島ごとにチケット売り場があり行き先の順に並ぶのだが、事前にチケット購入用紙を記入しておく必要がある。また支払いは現金のみのようで、事前予約の場合でも当日の現金支払いとなる。往復購入時には帰りの便(復路)乗船日の日付と便を指定する必要があるので日程を確認しておこう。

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乗船申込書記入した後にチケットの購入となる

9月上旬のハイシーズンの時期ではないので、事前予約無し8:00の発売開始から10分ほどで購入が出来た。海のシケによる欠航は当日HPで案内があるそうだが、この日は粟国村行きのフェリーが、波が高くて着岸できないとの理由で欠航であった。

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 チケット売り場は行き先の島ごとになっているので分かりやすい

出発前に物資を調達!

泊ふ頭旅客ターミナルはチケット売り場とともに、酔い止めの薬も販売しているコンビニエンスストア(ローソン)や島はんぺんのお土産屋さん、水着などのマリングッズを販売するショップが揃っており、当日忘れ物に気付いてもなんとかなりそうなお店の布陣。ちなみに久米島へのフェリーは船内に飲料水の自販機しかないので食事については事前に購入しておく必要がある。

ターミナルから船乗り場までは5分ほど、一番大きな船を目標にして進むと到着する。大きな荷物はフェリーの中に持ち込めないこともないが、揺れの中で階段を持って登る必要があるのでチケットのチェックの際に申告して預けたほうが無。ちなみに預け先は貨物列車のコンテナと同じような箱に収納されるので、飛行機と同じように割れモノや精密機器は事前に手荷物持ち込みにしておこう。出航の5~10分前には乗船のタラップを外していたので余裕を持って船内へ。

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久米島へはどんなフェリー?

久米島へのフェリーの種類はフェリー琉球とフェリー海邦の2船での運行。どちらも2010年以降に建造された船なので基本的に設備に差はないのだが、フェリー海邦の方が今年から就航したので気持ち新しいかなと感じる。

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往路のフェリーは今年新造されたフェリー海邦

船内は階段を登りまず2Fに到着する。主に雑魚寝が出来るカーペット敷きのタイプになっており、子供連れ、女性専用スペース、優先席などがある。3Fは座席がメインで映画館タイプのシートが並ぶ大部屋とその先の応接間のような小部屋がメインとなる。ちなみにコンセントの設置は座席にはなくwi-fi公衆無線はない。しかし航海中は一部区間を覗いて携帯回線が繋がる時間も多いのでそれほど困ることはなかった。

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 船内はシンプルで非常にわかりやすい。3Fの応接室風の小部屋

船内の過ごし方

泊ふ頭港を9:00に出港すると那覇市内を進行方向左手に離れながら進んでいく。那覇空港が見えると進路を本島から西側に離れ外海へ進んでいく。基本的には海なので揺れるが、事前に心配したほどの大きな揺れではない。1便は往路、復路共に途中の渡名喜島を経由する。那覇を出港して1時間半ほどで渡名喜島に到着だが、下船する時間はなく到着と同時に出港する。そこから1時間ほどで久米島の兼城港へ到着する。

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泊ふ頭就航後は那覇市内がみえる 途中の渡名喜島

航海中は先述の通り多少の電波が携帯に入るのでウェブ検索程度の使用は可能。その他は船内備え付けのTV(NHKBS放送)を観るか、デッキへ出るかになる、デッキへは自由に出入りが出来るので海の色が変わっていく様子を眺めながらボーっとするのも良いかもしれない。船内は南国あるあるで冷房がよく効いているので備え付けの毛布を遠慮なく使おう。

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 船頭から海を一望することもできる

久米島兼城港到着後の注意

久米島兼城港への到着は12:30前後だが、乗船日は大きな遅れなく到着した。一つだけ注意して欲しい点があるのだが、それは到着後の交通である。久米島自体は車で1周30分ほどといわれているが、それはレンタカーが手配してあった場合の話。(ちなみにレンタカーは事前予約必須で一日あたり8,000円ほど)何も考えていなかった私は途方に暮れた。タクシーは2,3台ほど停まっているので利用が可能なら使ったほうがベター。もう一つ町内バスという手がある、フェリー到着に合わせてフェリー待合室の向こう側に小さなバス停があるので待とう。ただし小さいバスなのと島内を回っているので、スーツケースの扱いと時間には要注意。

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 船内には航路案内もあり到着時間の目安が案内されている 久米島兼城港へ

久米島は本物の南国楽園

久米島は東洋一のビーチとして有名なハテの浜やイーフビーチなどの自然、車エビやパイン農園などの食事、さらにサイクリングなどの島巡りなど観光を満喫出来るので2泊以上で楽しんで欲しい。

ちなみに男1人で行ったのだが、周りのキラキラをみながら心が違う意味で哀愁を感じてしまったのはまた別のお話。

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久米島の沖合にある砂でできたハテの浜 曇りでもこの色と透明度である