アイツいっつも切腹してねぇ?

自分の趣味と情報を色々と…

西尾一色港から佐久島へ定期船で渡る~日本離島紀行~(2019年2月情報)

f:id:mamemaki1997:20191015182242j:image2月中旬に愛知県西尾港から佐久島へ渡船を利用してアクセスしたので簡易な情報を残そうと思う。(2019年2月情報)

佐久島の秘密基地/アポロからの景色。

現代アートの島として一躍有名になった佐久島

佐久島は愛知県に3島ある有人島篠島日間賀島と合わせた「愛知三島」の一つとして離島振興地域に指定されている。

他の篠島日間賀島と違うのはアクセスの方法である。2島は知多半島の港から定期船が就航しているのに対して、佐久島はその反対側に位置する西尾市一色港から出航しているある。名産は大あさりなどの海産物。

佐久島へは車での渡航は一切できない(カーフェリーが就航していないため)島内を走っている車(主に軽自動車)は、1カ月に一度来る大型船が島民向けに運行されているらしくその時に持ってくるらしい。

島内は一周歩いても約1時間、その他はレンタサイクルでの観光になるのだが、おススメはレンタサイクル。事前に予約しておいた方がスムーズ、予約なしの場合には自転車の在庫が無い日が週末にはあるらしい。

島内にある現代アートの作品はもともと島おこしの為に1995年に始まり、2001年に「三河佐久島アートプラン21」でアート作品に島の自然や歴史、情景を取り入れた常設展示が主になった。その後、アニメ映画でのロケ地、2010年以降のSNS(インスタグラム)の普及により島への観光客が近年増加しているのである。実際島内には既存の民宿に加えて新しいカフェや新規ゲストハウスの建築が目立っていた。

佐久島への定期船

佐久島への行き方は西尾港からの市営定期船のみになり、他の行き方はチャーター船を借りるしかない。定期船の情報については以下のULRから最新の情報をチェック願いたいが、ハードルが3点あるので要注意。

①一色港からの出航時間

一色港から佐久島への出航時間は午前4便午後3便の計7便しかなく現実的な時間を加味すると、午前の9:30,11:30の2便。帰りの場合は12:30,14:50,17:15,18:20の4便。公共交通機関の場合には西尾駅へのバスアクセスを考えると14:50しか選択肢がなく②にも関係がある定期船の時刻は留意されたいのである。

※定期船は定員が約100人で基本的に時刻通りの運航ではあるが、乗り切らない場合には増便される可能性もある。

②一色港までのアクセス

佐久島への定期船が出航する一色港までは車でのアクセスが時間や手軽さを考えて一番(一色港には無料の駐車場がある)だが、公共交通機関の場合には名鉄西尾駅からバスで向かうことになる。前述の①とも関連するのだが、バスの接続と定期船の接続があまり良くなく復路の時間は特に注意されたい。

③混雑時の船内と荒天時の揺れ

定員は1隻(1便)あたり約100人とされいるが、船によりまちまち。混雑時には席に座れない事もありその際は、デッキもしくは客席の通路に座る必要がある。乗船時間は片道当たり約20分。海がしけている場合はかなり揺れるので、酔い止めを事前に飲んでおくに越したことはない。感覚的には遊園地のアトラクションに乗るようなイメージ。

sakushima.com

一色港の乗船のりば

一色港自体はそれほど大きな港ではないが、無料の駐車場と海鮮物を扱うさかな市場が近くにあり敷地は広大。

乗船券はのりば建物内、自販機で切符を購入するが、土日の午前便は混雑し出発時間に間に合わない可能性もあるので注意したい(購入は現金のみ、釣銭で手間がかかるケースもあるので千円札で支払う方がスムーズ)

満席時にはデッキで立つか船内の通路に座る事になるので早めに船内へ。のりば建物内には売店等はなく質素さらに佐久島には商店が無いのでで一色港までの道中で飲食物を中心に調達しておく方が吉。

佐久島へは約20分の船旅。周辺には大きな島が無くひたすら水平線と渥美半島の海岸を遠くへ望みながら進んでいく。乗船した2月は非常に風が強くて海もしけており、立っていられない状況。窓には波が打ち付けながら、結構ハードな時間だったので酔いやすい人は事前に対策を。

f:id:mamemaki1997:20191015211739j:image一色港の乗船乗り場。バスの場合は目の前にバス停がある。
f:id:mamemaki1997:20191015182309j:image乗船券を買い求める列。自販機は2台体制。
f:id:mamemaki1997:20191015182253j:image
f:id:mamemaki1997:20191015182245j:image乗船のりばは簡素で大きな売店は無い。
f:id:mamemaki1997:20191015182238j:image
f:id:mamemaki1997:20191015182248j:image定員は席の数では無く、最大に乗れる人数。
f:id:mamemaki1997:20191015182302j:image
f:id:mamemaki1997:20191015182314j:image

この日は行きも帰りも大きく揺れていた。

佐久島に到着

佐久島へは西港→東港の順に到着する。到着時にはアナウンスは無く声だけの案内なので気を付けたい。

西港と東港どちらで降りるかは事前にレンタサイクルを予約している場合には係員が待っているので指定の港で! 特に予定をしていない場合には好きな方で降りればOK。ちなみに飲食店は西と東港の周辺に点在しているので飲食時にはどちらの港周辺には必ず行かないといけない。

レンタサイクルは島内に3社ほどあるが、値段はどこも同じなので予約していない場合には空いている所で良い。しかしレンタサイクルの貸し場所にスタッフさんがいない場合も多いので返却時の時刻と手順については事前に確認されたい。
f:id:mamemaki1997:20191015182305j:image
f:id:mamemaki1997:20191015182330j:image

約20分ほどで佐久島西港に到着降りる際には係員の案内を注意深く聞きたい。

佐久島の巡り方

佐久島での巡り方は徒歩でも可能だが、アート作品の撮影待ちで時間が掛かったりするのでレンタルサイクル(レンタル自転車)を是非借りて周って欲しい。

佐久島では大アサリが有名で名物の大あさり丼はどこで食べてもおいしい。
f:id:mamemaki1997:20191015182235j:imageレンタサイクルは港周辺にあるのだが、少し離れた裏路地にあるので看板を頼りに。
f:id:mamemaki1997:20191015182258j:image佐久島で食べた大あさり丼。大アサリは有名だが島民以外の採取は禁止されている。
f:id:mamemaki1997:20191015182317j:imageイーストハウス。天気が良い時は屋根に登ることもできる。

f:id:mamemaki1997:20191015182327j:image

帰りに乗船した定期船(約60人ほど)帰りは空席もあり。