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”BESTofラジオ“ 2018 おすすめラジオ ~局の壁が崩壊して~

深夜の解放区 ラジオ界のゴールデンタイム
ラジオにはAM・FM問わず様々な局や番組が存在するが、その中で深夜帯のラジオはかなり熱いコンテンツであると数年前から言われている。
 
実際にここ数年でニッポン放送オールナイトニッポンの二部枠(3:00~5:00帯)を復活、さらにTBSラジオもJUNK枠前の時間帯(0:00~1:00)に芸人さんのラジオ枠を作るなど各局力を入れている印象が非常に強い。
 
最近では禁断であった同時間帯のコラボを行う番組を筆頭に新たなフェーズへと突入しているのではないかと一拝聴者としては感じるのである。
独断と偏見で2018年ベストラジオ5
このブログでは独断と好みで選んだ2018年の最も面白かったラジオ回を5つ選んで紹介したいと思う。独断なのでそれは違う、これの方が面白かった等があれば是非教えてください。お願いします!
 
独断と偏見ベストラジオ5

TBSラジオ『木曜JUNK おぎやはぎのメガネびいき』10/18(木) 放送回

www.tbsradio.jp

 この放送回は数年ぶりに腹がよじれる程、笑ったのと同時にこれが深夜ラジオの醍醐味といえる放送回だった。radikoのタイムフリーの期間が切れた後も地方局のタイムフリーを使い3回も聴き直したほど。

 

放送内容は上記のリンクで確認して欲しいが、友達の少ないおぎやはぎの矢作さんにアンタッチャブルザキヤマさんが生放送中に様々な人に電話をかけ友達になってくれるかを聞くという内容。

 

しかしそれは建前上の話でザキヤマさんが暴れ馬の様に暴れまくるのである、ハイライトらしいハイライトがいい意味でなくずっと笑いのマシンガンを撃ち込みまくり、最後は謎のスポンスポンとリンガーハットでフィニッシュ。深夜ラジオは下ネタや特定のターゲットを卑下し笑いを創成する構造が多い中で誰も傷つけることもなく、放送後はなんだったんだあの無駄な時間と思わせる、ラジオの魅力を詰め込んだここ数年で最高の放送回であった。

ニッポン放送 中田敦彦オールナイトニッポンPremium

www.allnightnippon.com

おぎやはぎのメガネびいきがFUNNYのラジオならこちらはinterestingなラジオ。毎週水曜日が楽しみで仕方がない!例えるなら超高配当が確約されている会社の株主総会が毎週開催されいる感覚。Appleの新製品発表会が毎週開催されている感覚も近いかも、こんなラジオの仕方があったのかと吃驚仰天な放送である。

 

放送内容としては第一回放送の直前に立ち上げたアパレルブランド「幸福洗脳」をどのようにバズらせていくのか、どのように人生というコントを見せていくのか、という社会実験的でもありノンフィクション要素も満載の内容。

 

この放送は既成概念という言葉が完全に存在しないのである。後述するが放送中に文化放送へ乱入するわ、放送中にニッポン放送に駆け付けた人の中からじゃんけんで勝ったリスナーに一万円あげるわ、最初はTwitterでしかコメントを募集しないスタンスだったのに急に長文メールを要求するわ、で聴く側の想像を斜め上どころか見たこともない角度から突いてくるので、放送への期待値と楽しみが半端ないのである。

 

さらに優しいのは毎週はじめにあらすじを教えてくれるので、深夜ラジオにありがちな内輪ネタや完成されたイジリの流れ等を気にせず、初めましての方でも安心して聴けるので人に勧めるラジオとしても最適な番組である。

ニッポン放送 ミキのオールナイトニッポン0 8/29(水) 放送回

ミキ・昴生、弟の亜生との給料差に落胆「同じ仕事をしているのに…」 | オールナイトニッポン.com ラジオAM1242+FM93

ミキは関西を中心に活躍する兄弟漫才コンビで、今年のM-1にも準決勝に残るなど吉本期待の未来のホープオールナイトニッポンはこの放送回で3回目になる、次の改編へ向けてレギュラー昇格へ最右翼のコンビ。

 

内容は3回とも共通しておりR18指定の下ネタマシマシのエロラジオ、先に深夜ラジオは下ネタに逃げ込んで笑いを産みがちと述べたが、ミキのオールナイトはこの放送回で芸人人生終わらせるつもりではないのかと思うほどの身を切ったエロの笑い、初体験が京都市内にある河原の草の中だったなんて普通の人ではあり得ないし、ましては数年後公共でラジオの電波に乗せて暴露されるなんて中々出来るものではないと思う。

 

単発回で様々なタレントが試されレギュラーへの切符を勝ち取っていくのであるが、ミキには来年から、いや来週からでもレギュラー化を熱望したいのである。

FM FUJI 俺たちの穴!

twitter.com

FM FUJI山梨県域を中心に放送されているFM局だが通常の地方FM局は東京をキーステーションにしている番組を流す傾向が多い中、独自の番組が非常に多いうえ山梨ではなく東京の代々木に公開スタジオがあるという数あるFM局の中でもかなり異色で地方局の未来を映し出すパイオニア的存在でもある。(開局30周年イベントを山梨ではなく横浜アリーナで開催したのも凄いと思うが)

 

番組は毎週火曜日21:00~22:56で放送されており、前半はメインパーソナリティータイムマシーン3号さんとデジタル声優アイドルユニット22/7の帆風千春さんによるトークとコーナーを中心に。後半はアーティストの穴として様々なゲストを招いてのトークやリーリス情報が中心となる。

 

注目すべきなのは前半と最後の後半15分間、タイムマシーン3号さんと帆風千春さんの掛け合いの部分である。無法地帯をいいことに50音下ネタを覚える夏休みの宿題を帆風さんに出したり、他の22/7のメンバーの中で「私が4・5番目に可愛い」と唆して発言させたり…… タイムマシーン3号さん(特に山本さん)の完全なパワハラ公開ラジオであったが、最近では帆風さんが慣れてきたのか?染まってしまったのか?反逆に出るパターンがあるなど一回一回の流れと成長が楽しい番組である。

 

ちなみに俺たちの穴!は長寿番組で過去には代々木にあるガールズバーのお姉ちゃんをゲストとして招いたり、リスナー同士が出会って結婚するなど時には無料相談所としてまたある時は恋愛マッチングアプリとして機能する生活にとても馴染んだ番組である。

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 ニッポン放送 三四郎オールナイトニッポン 年越し初笑いスペシャル 1/1(月)

「三四郎のオールナイトニッポン 年越し初笑いスペシャル」放送決定! | オールナイトニッポン.com ラジオAM1242+FM93

12/31から1/1、それはただ日付が変わるだけではなく年を跨ぎ新たな暦への模様替えの瞬間、そんな時あなたは何をしていますか?紅白が終わって「ゆく年くる年」の時間、それとも「ガキの使い」が終盤に差し掛かった頃でしょうか?初詣に並んでいる時間かもしれません、どこかの会場や他人の家でカウントダウンしてるかも、明日はお仕事だから寝ている人も新年からご苦労様です。ありがとうございます。

 

じゃあ年跨ぎの瞬間をグダグダな漫才のカウントダウンで迎えたら?新年早々ド素人の30点の物まねを聴かされたら?年明けに謎のマラソン大会が行われたら?謎のキャラクターが出てきてクイズを出題されたら?もう僕はここ数年こんな新年を迎えてます。

 

深夜ラジオが最も静かになる瞬間それは深夜でも街が賑やかしい瞬間でしょう、そんな中で家でラジオいいじゃないですか!役は揃ってます。この放送を11月になっても今年一番きつい仕事だったと発言した三四郎をメインMCに若手芸人数組、ロケの立ち回りが素晴らしい中堅芸人そしてこれからが楽しみなミュージシャン。ダイアモンドの原石達と新たな年への希望や抱負を打ち壊し今年がまた来たこと忌む瞬間を過ごしませんか。

まだまだあるぞオススメラジオ
以上が独断と偏見で選んだラジオになりますが、まだまだオススメのラジオは沢山あり、Creepy Nutsオールナイトニッポン0(ニッポン放送)、高橋みなみ朝井リョウ ヨブンのこと(ニッポン放送)、沈黙の金曜日(FM FUJI)、レコメン!(文化放送)、ネガ⇒ポジ(ラジオ日本)、うしろシティ 星のギガボディ(TBSラジオ)、いまイチ(CBCラジオ)と紹介しきれない程沢山あるのだが、少しでも気になったら一度でいいから拝聴してみて欲しいと願う。
崩壊する局という名の壁
最後に
2018年ラジオ好きな一ファンにとっては歓喜し長いラジオ史に刻まれる大きな出来事があった。それは局の垣根を超えた同時放送という仕組まれていないサプライズだ、今年地上波のテレビでNHK日本テレビがコラボするという放送があったがそれは様々な偉い大人たちが会議に会議を重ね事前打ち合わせがあったうえでのコラボである。
 
しかしラジオは違う!ラジオの同時放送でのコラボは長らくの間(関係者ではないので分からないが)ご法度とされ違う局の話すらもタブーという空気がラジオの声から伝わっているように感じていたが、9・27に岡村隆史オールナイトニッポン(ニッポン放送)とおぎやはぎのメガネびいき(TBSラジオ)が岡村さんの週刊誌スクープを発端に記事の真相について話がしたいという流れになり生放送中にも関わらず電話で繋ぎ2局同時に同じ放送が流れたのである。ついに禁じ手であった壁が崩壊した。
 
さらに壁は崩壊していく…
もう一つ壁が崩壊したのは、11・7これには度肝を抜かれて熱くなった。中田敦彦オールナイトニッポンプレミアム(ニッポン放送)が以前から面白い裏番組として度々話題に上がっていたSHIBA-HAMAラジオ(文化放送)に放送中アポなしの電話をかけてまずは同時放送の壁を越えた。ここまでは9・27と同じなのだがここからが違かった、なんと放送中に文化放送へ出向き乱入さらに文化放送のラジオブース内でニッポン放送のエンディングを迎えるをという偉業?革命?を起こしたのである。
 
ラジオが戦う相手は裏番組や同業ではなく、違うコンテンツだと明白にし共同して保障条約を結び一蓮托生で戦っていこうという姿勢をその先に感じたのである。
 
それと同時にWW2後の冷戦が終わりを告げベルリンの壁が崩壊、そして運命共同体として歩み出し大きな経済圏を生み出したEUにラジオの未来を重ね感動したのである。
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