高松から小豆島へフェリーで渡る~日本離島紀行~(2019年6月情報)
6月中旬に高松港から小豆島(土庄港)へ高速艇とフェリーを利用してアクセスしたので情報を残そうと思う。(2019年6月情報)
※写真は全てiPhone7で撮影を行い、画像の色修正は行っておりません。
豊富な航路と大きな島
小豆島は瀬戸内海で2番目に大きな島(ちなみに1番は淡路島)になり、日本では19番目の広さを誇る。小豆島は瀬戸内海において有名な観光地でありながら、本州と四国の港から比較的近いことも含めて日帰り観光を自家用車で出来るのが大きな利点になっている。実際に他県ナンバーの観光バスも沢山島内を走っていて観光ではことを欠くことは無さそうだ。今回は小豆島へ高松港から往路は高速艇、復路はフェリーを利用した。
小豆島への行き方は沖縄の離島とは異なり空港がなく、さらに淡路島のように橋が架けられていないので海路のみの渡航となる。しかし小豆島へ四国地方は高松、中国地方は岡山と宇野、近畿地方は姫路と神戸などから、毎時のように出港しているのが特徴。そのうえで小豆島側にも港が沢山あるのでバリエーション豊富なアクセスの選択肢がある。今回は高松港~土庄港を利用したが、一番船の本数が多くオーソドックスなアクセスなのでオススメ。
小豆島島への詳しく最新のアクセス情報は以下のURLを参照していただきたい。
四国の玄関。香川・高松そして高松港
今回、高松へはJRで岡山経由のマリンライナー(快速列車)で向かった。岡山駅からは約1時間ほどで高松駅へ。香川県は鉄路での玄関口を四国で唯一担う県として鉄道の本数は比較的四国の中で多め。東海道・山陽新幹線からの接続もバッチリで高松までは迷うことなく到着が出来ると思う。岡山側から小豆島への行き方もあるのだが時間の関係で今回は高松経由を選択した。
高松港へは駅から歩いて10分ほど歩道に沿って歩いていけば到着できると思うが船乗り場が高速艇とフェリーで異なるので要注意。乗船券は高速艇側に平屋建ての待合所があるのでその中で買おう小豆島の到着する港によりフェリー会社が違うので案内をよく見て欲しい、往路は四国フェリーグループの高速艇を選択した。
往復で買えば少し割引がある。
大人 | 片道 | 1,170円 | 往復 | 2,230円 |
---|
復路は四国フェリーグループのフェリーを利用したが料金は以下のようになっている。
大人 | 片道 | 700円 |
---|
高松港から行きは高速艇で
高速艇の乗り場はチケット売り場を目の前に係員にチケットを見せて乗船する。
高速艇は約35分で小豆島(土庄港)に到着する、ちなみにフェリーは約60分。船内は高速艇の中でも大きな方でバリアフリーのトイレがあり安心、座席はリクライニングが出来る標準の座席が並んでいる。定員は96人だが日曜の午前中で十分な空きがあった。
行きに乗船した高速艇(高速船)
高速艇の船内このようなシートが並んでいる。
港から出港後は高速艇ならではのエンジン音を船内に響かせながらゴリゴリ瀬戸内海を進んでいく。瀬戸内海は比較的穏やかで大きな揺れは少なく酔うことはなさそう、左右に島がある中を進んでいき大小の船がせわしなく行き交う景色は島が多い瀬戸内海特有の情景が広がる。
進行方向右側に大きな島が見えてくると、小豆島土庄港に到着する。
小豆島(土庄港)からは帰りはフェリーで
帰りは土庄港から高松港までフェリーで帰ってきたが、行きの高速艇と同じ航路で戻る。出港時間の直前まで目の前のチケット売り場で乗船券の販売は行っており、購入後は停泊中のフェリーへチケットを見せて1Fの車輌置き場の階段から船内に入ることになる。船内は席と売店がある2Fと屋上デッキの構造で分かりやすい。売店では簡単な飲み物やスナック菓子などが到着10分前まで売られていた。到着後高松港へは船内からサイドのステップ降り場から直接出られるので徒歩乗船(車輛を預けていない乗客)はそのまま下船してOK。
帰りに乗船したフェリー(高松港にて)
土庄港(フェリーの屋上デッキから)
瀬戸内海フェリーデッキ後方から
小豆島の観光と回り方
小豆島は大きな島と複数の港で出来ているため車(自家用車orレンタカー)で周るのがオススメ。ちなみにオリーブと風車が有名だがその他にも甘めの醤油、かどやのごま油(土庄港に工場がある)奈良から伝わったとされる生素麵が有名である。香川県の一部だが、うどんは有名ではないさらに温泉は海水系の温泉になり宿泊施設以外では島内のスーパーにあるオリーブ温泉(スーパー銭湯)を利用することになる。
小豆島の一番有名な観光スポット、エンジェルロード。
満潮時と干潮時で干潟の形が違うので注意してほしい。
こちらも有名なオリーブ公園の風車。
島内の醤油を使用した海鮮丼のうしお丼。
島内ではうどんではなく、そうめんが有名(名産の生そうめん稲庭うどんの様なのど越しが特徴)
こちらも小豆島で有名な醤油。複数の会社が立ち並び周りには工場から出る醤油のにおいが、醤油ソフトクリームは甘いながらも醤油の味がして美味。